サヴォワフェールがもつ卓越のシンボルである2025年大阪・関西万博のフ ランス館は、テクトナとモビリエ・ナショナルをつなぐ類い稀なるパート ナーシップの宝石箱となります。
Jean-Pierre Blanc(ジャン=ピエール・ブラン)が指揮するVilla Noailles(ヴィラ・ノアイユ)とのプロジェクト公募の結果、特にデザイ ンのスペシャリストから成る審査委員会は、Jean-Baptiste Fastrez(ジャ ン=バティスト・ファストレ)が2025年大阪・関西万博のフランス館の ために特別に制作した、ここでしか実現しないインテリアのシリーズの制 作を採用しました。
パビリオンの編み出す糸である「愛の讃歌」にイ ンスパイアされて「Kaeru(カエル)」と名付け られたコレクションは、サヴォワフェールとデザ インにおけるフランスの卓越した大胆なエスプリ を体現しています。コレクションはテクトナに よって企画・創作がなされ、伝統と現代性のあい だに調和を生みだすものです。このコレクション は2024年の末に、フランス館のプレゼンテー ションと、万国博覧会の6ヶ月続く計画を発表す る大会議で披露される予定です。
ル・モビリエ・ナショナル
17世紀から美術・工芸を支えてきた、「モビリエ・ナショナル」は文化省 に属する機関です。その使命は、世界随一のコレクションの保存と修復を 確実にし、卓越したサヴォワフェールを不滅のものとして継承することで す。重要な文化遺産であるこの施設は、現代美術の創作とフランス式装飾 美術の振興において主要な役割を果たしています。
フランスのサヴォワフェールを促進し、世界中の見本市や展示会で常に存 在を印象付けることにより、美術工芸品を支援する国家戦略の国際的側面 での案内役を担っています。
テクトナ
1977年創業。テクトナはいち早くエクステリアのインテリアにおけるフ ランスの基準となりました。 明解で飾りけのない形状、素材への徹底し たこだわり、工芸的にも技術的にもサヴォワフェールを自分のものとしている。それが最初から、テクトナ・シグネチャーの基礎にあります。
1990年代から、テクトナはアウトドアライフの進化とマッチしたモデル を考案するために、デザイナーに門戸を開いています。そうしてテクトナは、アンドレ・プットマン(Andrée Putman)、ロナン&エルワン・ブル レック(Ronan & Erwan Bouroullec)、ピエール・シャルパン(Pierre Charpin)などのデザイナーとコラボレーションしています。テクトナは 2023年からヴィラ・ノアイユ(Villa Noailles)の「デザイン・パレード・ フェスティバル」を後援しており、卓越性と若い才能に向けて積極的にか かわり合っています。
Jean-Baptiste Fastrez(ジャン=バティスト・ファストレ)
Jean-Baptiste Fastrez(ジャン=バティスト・ファストレ)は1984年生ま れのフランス人デザイナーです。2010年にENSCIを卒業後、2012年には 自分のスタジオを開きました。それからMoustache、Manufacture de Sèvres、Kvadrat、CIRVA、Tai Ping 、Galerie Kreoなどのさまざまなブラ ンドやエディターとコラボレーションしました。
彼は、2011年にヴィラ・ノアイユ(フランス、イエール)での「デザイ ンパレード6審査委員会グランプリ」、2019年に「パリ市立クリエーショ ン・グランプリ」など数々の受賞歴を獲得しています。