フランス パビリオンは、文化、科学、社会、産業の問題に関して、大胆で心をつかんで離さない革新的なビジョンを具体化しています。競争力と持続可能な発展を調和させるフランスのイノベーションモデルを挙行するものです。
フランス語で世界を読み解く、愛の賛歌
「フランスといえば思い起こされる印象、それは「愛」のイメージです。
芸術の中では喝采を沸き起こし、感動の涙を流させ、表現され、モニュメントでは絶えず挑戦して止まない強い願いとして具現化され、何世紀にもわたって国を愛する信条の中に受け継がれ、我々のサヴォワフェールと伝統の中で風景や自然に向けられている印象として、「愛」はそこが我が家であるフランスの中に存在します。
この愛の情熱は、ゆえに、しばしば精神の冒険の中でも昇華されてきました。それは私たち皆が―国家間の平和、この地球の未来、あらゆる社会における自由の保護―という同じ課題に立ち向かわなければならないからです。この冒険はこの先数十年は刻み続けられなければなりません。
大阪万博 2025 のフランス館に来訪される方々に体験いただけるのは、このフランスの世界観であり、「愛」だけではなく、「勇気」と「対話」の賛歌なのです。
それは我が国の企業、アーティスト、科学者の提案を通じて様々な形で表現され、それぞれが独自のやり方で、フランスが共有する理性、美、進歩、自由を世界に向けて発信することを目指しています。この大きな望みを抱きつつ、愛のように普遍的な言葉を用いて、明日の世界に希望を届けるものとして。」
エマニュエル・マクロン
コンセプト建築
愛の賛歌、赤い糸のフランス館は、来館者の体験全体の物語の骨格を形成しています。パビリオンの建築、展示スペース、B to B イベントや一般公開イベントなど、さまざまな場面で愛をテーマとした展示やプログラムを通して、来場者は五感を使ってユニークな体験を味わうことができます。フランス館は、人間が環境の中でどのような役割を果たすべきかを問いかけることを意図しています。そして、一人ひとりが自分の未来に行動を起こせるようにする「エンパワーメント」、すなわち、能力と意欲を創出することを目標としています。
愛の賛歌
日本文化には、互いの小指をつないで切れることなく目には見えない魔法の糸によってふたりが結ばれていることを想起させる「赤い糸の伝説」というものがあります。その赤い糸を通じて、フランス館は個人や集団の取り組みを促すことで社会や環境が直面している課題への答えを示したいと願っています。フランス館は、生きることの意味とそのもっとも美しい次元である「愛」に導かれた新しい未来のビジョンを、集団的で普遍的な想像の世界を通じて提案します。
大規模国際イベント
日本人にとっては、あらゆる素材・人間・動物・植物・鉱物が、「命を宿す」ものです。大阪万博 2025 はこの信念を、「いのち輝く未来社会のデザイン」として万国博覧会のために定めたテーマを通じて表現しています。
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